3年前の9月に茨城県常総市では豪雨により鬼怒川の堤防が決壊し、1万5千棟余が浸水、死者20名という災害に見舞われました。日本共産党大田地区委員会ではすぐに支援物資を集め、4トントラック満載で現地に届けました。私も被災地に通いボランティア活動をしました。 通い始めて数か月経ったときのこと、現地のボランティアセンターの方と話をしました。「被災してすぐは若い方などたくさん来て助けてもらった。数か月経つと瓦礫の撤去よりも被災者の心のケアが必要になってきます。高齢者に寄り添い、話を聞いてあげるだけでも立派なボランティアなのですよ」 瓦礫は撤去されても心の傷は簡単に取り除くことはできません。ボランティアは被災者の方に寄り添ったものでなくてはならないと考えさせられました。 地球規模の環境変化で、日本のどこでも災害は起こりえます。西日本豪雨災害では市町村合併により緊急対応できる職員が不足する事態も起こりました。 防災対策は今こそ急務です。しかし大型建設工事に頼る防災対策ではなく、住民の心に寄り添った災害に強い街づくりのため奮闘してまいります。