地方行政は一体誰のためのものか


「地方行政は一体誰のためのものか」と書くと「そりゃ、そこに住んでいる人のためのものだろう。そんな当たり前のことなんで?」とお思いになる方がほとんどだと思います。私もそう思います。以前、現千葉県知事の熊谷氏が千葉市長だった時に大田区の会合に出席していた千葉市在住の方に「日本共産党は熊谷氏を応援しない様に千葉の地区委員会に言ってください」と頼まれました。(日本共産党千葉県委員会は知事候補に金光りえさんを立てて選挙戦を闘いました)私の考えは「そこの行政はそこに住んでいる人のためのものであり、そこに住んでいる方々で決めるべきこと」です。千葉の行政の問題点が良く分かっていない私がなんで口をはさむことができるでしょうか。もちろん、その地域に住んでいないとその地域に意見を言ってはいけないと言っているわけではありません。「住んでいる人たちが決める」ことは住民自治の基本だと思います。だからこそ、沖縄の事は沖縄の住民が決めることであり、福島のことは福島の住民が決めることだと思います。国全体で考えなくてはならないことでも地元住民の意見を無視をして良いはずがありません。
今度(8/22投票)の横浜市長選挙では立憲民主党推薦の候補者を日本共産党神奈川県委員会が支援を決めました。そのことでSNSでは批判的なコメントが数多く見られました。ここでも私の考えは変わりません。「そこに住んでいる方々で決めるべきこと」です。他の地域に住んでいる方は批判をしてはいけないという意味ではありません。横浜市の問題は現地の日本共産党でもちろん掴んでいますし、政策や人柄、実績を見て決めたことだと思います。現地の判断・決定は一番に尊重するべきだと思います。本当に政策や人柄に問題があれば、応援もされなくなります。党員や支持者も納得しなければ動きませんから。