選挙には付き物の演説。一般的には政治家と呼ばれる皆さんは弁が立って、さぞ聴衆の心を動かす演説をできるものだと思っては無いでしょうか?驚かれるかもしれませんが、実は「演説」できる与党議員は地方議会だとあまりいないのでは?と思います。
演説とは議会報告や集会での挨拶とは違います。与党議員がしているのは主にこちらではないかと。新人候補者だと「○○党の△△です。よろしくお願いします」しか言っていないパターンも。演説とは明確に主義、主張が入っていないと演説とは言えません。「自分はこの政策を進めていく、そのために自分は何をする」等、本来であれば選挙中にはこういった「演説」を有権者に聞いてもらい判断して投票してもらうのが当然です。
しかし、多くの与党候補者は選挙争点には触れない、当たり障りのないふわっとした「国と連携をし、しっかりと前に進めてまいります」とか思わず「何を?どうやって?」と突っ込みを入れたくなる「お話」だったりします。ある与党区議会議員は選挙中に「演説?」があまりにも聞いていられなくて後援会長にマイクを取り上げられてしまったとか。
演説は議員、候補者なんだからできるのだろうと思うのは間違いです。普段から街角に立ち「この問題はこう考える」と、あらゆる問題に対して自分の考えを明確にして話していないと人前で「演説」はできるものではありません。もちろん、日本共産党の議員、候補者で「演説」できない方はおりませんよ。