選挙対策としてのSNS発信


世論調査でも若い世代の政治情報の取得は「インターネットから」が多数を占め、SNS発信を目にすることで政治に疑問や興味を抱く方が多くなりました。特にコロナ禍においては対面での会話が難しく、街頭演説でも密をさけるために現地に集めることはせずにオンライン視聴を勧める等、今までにない選挙戦となりました。今後はどんどんその傾向が強くなっていくのだろうと思いますが、それでもまだ、今はテレビや新聞が情報取得源の主流となっています。SNSを活用している世代と活用していない世代とのギャップがどんどん拡がっていく感があります。しかもこの差は驚くほどあると感じます。100か0かほども違っています。もちろんSNSだけやっていても選挙には勝てないですし、対面対話での支持の訴えは絶対になくなりません。対面対話は政治活動の基本だとも思います。SNSをしている世代からすると全くSNSを活用していない候補者は存在していない、選択肢にすら挙がらないと認識する必要があると思います。
選挙前、選挙中「だけ」の発信は有権者から見透かされます。政治的なことだけではなく、日常ふと感じたこと、ちょっとした会話なんかでも発信すると、候補者の存在をより身近に感じてもらえます。なによりも有権者に「伝えたい」「伝えよう」との気持ちがなかったら続かないのではないでしょうか。文字で表す、文章で表現することに得手不得手はありますが、議員としては当然持つべきスキルだと思いますので、訓練しかないかと思います。

勘違い、失言などで炎上してしまったら言い訳をせずに誠心誠意謝れば済むことです。炎上を恐れたら、SNSでは何も言えなくなります。「炎上して一人前」とおっしゃる方もおりました。候補者として一番恐れなくてはならないのは誰からも存在がない物として、空気の様な扱いをされてしまうことです。炎上はそれだけ発言に注目されているとの証だとも思います。もちろん、発信には正確な情報、言葉遣いなど日常生活での会議での発言と同じことだとの認識も必要だと思います。