大田区の手厚いワクチン接種サポートの訳は


ワクチン接種の高齢者に対する予約では混乱が起こり「電話がつながらない」「高齢者がインターネットなどできるわけがない」その他多くの苦情が寄せられました。先日、日本共産党大田区議団、及び日本共産党大田地区委員会は区長に「高齢者がスムーズにワクチン接種予約ができるように区として最大限のサポートを」と申し入れを行いました。そこで副区長より「予約の済んでいない高齢者1人1人に電話をして予約の空きを案内し、その場で予約も取ります」との返答があり大変驚きました。「普段は、こんな手間のかかることをやりたがらない大田区がなんて手厚いサポートなのだ」と感動すらしたものです。しかし、よく考えたら高齢者のワクチン接種の完了時期を政府から7月末に設定され、達成できなかった自治体は菅首相と大臣たちに睨まれるのかな?いつも政府に対しては絶対に「No」とは言わない優等生の大田区ですからね。こんなきめ細やかなサポートができるのであれば、営業が立ち行かずに苦しんでいる飲食店やその他の事業者1軒、1軒電話でも訪問でも現在の状況を聞いて必要な措置を講じる手立てを取ればもっと信頼が寄せられる大田区行政となるのに。
そして東京都は先日、都主催のオリンピックのパブリックビューイングは中止すると発表しました。大田区では大田区総合体育館で800人規模のPVを行う予定でそれは未だに(6月20日現在)撤回をしていません。私達が様々な要求を出すと「それは東京都の方針だから」と突っぱねるのにこれだけは東京都の方針に逆らうのですね。
大田区は区民あっての区です。区民の要求を丁寧に聞き取り区民にとって今、何が必要なのか?区がやるべきことは何か?をもう一度問い直すべきではないのでしょうか。