選挙における「車長」と言う名の仕事


選挙にはいろんな方が関わります。電話をかける人、ポスターを貼る人、ビラを配る人、事務所に来る方を接客(応対)する人、その他さまざまな方。選挙カーは選挙の華とも言えます。選挙期間中、唯一音の出せる存在で候補者もこの車に乗って訴えをすることがほとんどだと思います。
その中に「車長」との役割があるのをご存じでしょうか。アナウンサーやドライバーは何をやるのかはっきりしています。もちろん候補者も。では車長って何をする人なの?多くの方は初めて聞く言葉ではないでしょうか。「社長」ではなく「車長」。それは道案内をしたり、タイムキーパーの役割をしたり、演説の準備をしたり、アナや候補者の要望に応え不足なものを購入に走ったり、時には候補者を守る盾となったり。要するになんでも係ですね。本部と連絡を取りトラブル処理にあたったり。やることが多岐に渡るため臨機応変、その場の対応力が試されます。順調に行くなんて方が珍しい。演説中に妨害にあうなんてことも珍しくはありません。車内でも暗い雰囲気にならないよう、明るくすることも大切です。
私は地区委員会の勤務員ですので選挙のたびに車長として乗車します。雨の多い時期の選挙は一番嫌ですね。天気ばかりはどうしようもありませんから。
今のところ参議院選、都知事選、都議選と6月~7月の選挙になるので東京の選挙は常に雨との闘いでもあります。