5月25日都庁で新型コロナ感染症感染拡大を受けて「PCR検査拡充を求める緊急署名」を提出してきました。大田区は170筆を提出し、全都では8,387筆、これまででは4万筆を超える切実な都民の要望です。
ワクチン接種もようやく始まりましたが、とても7月末までに完了できる見通しはありません。このような状態でオリンピックでは選手、スタッフ、メディア、スポンサー関連等10万人も来日する予定です。さらには、幼稚園から高校生まで81万人もの観戦予定までされています。医師200人、看護師500人も徴収され、感染拡大した場合はいったい誰が責任を負うのでしょうか。
また、都立病院がこのオリンピックの医療機関に指定されていますが、どの程度の人員、どのような機能を提供するのか未だ公表されていません。都立病院は今、コロナ感染症医療の中核を担っています。この機能をオリンピックのために割ける余裕はありません。国威発揚のため、利権のため、経済効果のために都民の命と安全が脅かされてしまっては何のため、誰のための大会なのか。
そして今までは「若者、子どもは重症化しない」と報道されてきましたが変異株も拡がり、もうこの認識と方針は変えて行かなくてはなりません。子どもは今のところワクチンは打てません。ファイザー制は16歳、モデルナ・アストラゼネカ製は18歳以上からのデータしか揃ってません。
「ワクチンさえ打てれば大丈夫」などなんの根拠もない話です。今まで以上にPCR検査を拡充し「早期発見、早期保護」を徹底し重症化する前に対処することが医療崩壊を防ぐ唯一の方法です。そしてオリンピック・パラリンピックはキッパリと中止を決断し、一日も早くコロナ収束に一丸となって取り組むべきだと思います。