政治の話をもっとカジュアルに


地域の党支持者に「旭日旗」を1年中掲げているお宅があります。最初訪ねたときはびっくりしましたが、どうやらご夫婦で政治に対する考えが180度違うらしいのです。ですからチャイムを押してどちらが出てくるかで対応もまるで違います。「帰れ」と怒鳴られるか「よく来てくれた」と迎えられるか。ここまで極端な例は稀ですが、ご夫婦、親子で支持政党がまるで違うというのは良くある話です。一緒に暮らしているのですからどう折り合いをつけているのか興味はあります。お互いに干渉しないのか、それとも大いに議論を交わして互いの意見を尊重するのか。後者であれば素敵だと思います。

札幌にて期日前投票

選挙の有権者年齢が18歳に引き下げられました。早ければ高校3年生で投票権があります。しかし、国会の仕組みの授業は行われても今の政治について話し合う、考える機会はほとんど無いのが実情ではないでしょうか。それで突然「さあ投票しなさい」と言われても困ってしまいますよね。欧州では中学生ぐらいでもうしっかり自分の支持政党を持っているそうです。「すごいね」と驚いたら逆に「日本は違うの?じゃあ日本ではどうやって自分の投票先を決めるの?」と質問されて答えに困ったとの話も。もっとカジュアルに政治の話ができる風土になると良いと思いますが今の政権の方々は政治について議論されるのが嫌なのだと思います。麻生大臣の「選挙の時に寝ていてくれれば良い」発言は本音でしょう。政府の決めたことに黙ってしたがってくれる国民を望んでいます。支配するには都合が良い。しかし、私たちはそんなわけにはいきません。生きていくうえで政治は必ず関わってきます。今こそ政治について語る時ではないでしょうか。