「羽田新ルート固定化回避検討会」は昨年の3月29日以降強行されている羽田新ルートについて様々な着陸方式を検討して固定化を回避するため、国交省が開いている検討会です。これで本当にルートの固定化回避ができるのか?がポイントだと思います。これまで4回検討会が開かれ、2つの着陸方式に絞られました。主にGPSを利用して着陸する方法ですがコース上に設定された通らなくてはならない地点「ウェイポイント」が設けられております。んん?結局このウェイポイントを通過しなければならないのであればそこは通過地点として固定化されるのでは?そのポイントが設置される区の区長が国の言うことをなんでも聞くイエスマンだったら・・・。単純に「検討していますから」と住民運動が下火になるのを待つための時間稼ぎでしかないのでは?最初からこの疑念は消えません。もう一つ姑息なのは住民に配られているビラに「落下物は0件です」と言うもの。下に小さく注意書きで「地上で航空機の部品等が発見された場合に落下物として扱います」の文字が。つまりは無くなった部品が見つからない限りは何万個部品が欠落しても「落下物0」となります。飛ぶ前に飛行機は必ず整備点検を行います。欠落部品があれば飛行できないわけです。到着時に部品が無くなっていればどこかに「落下」したのは明白でそれが見つからないから「落下物0」とはあまりにも説明が不誠実で、印象操作ではないでしょうか。ちなみに1昨年の欠落部品は約700個ありました。固定化回避検討会はあくまでも時間稼ぎでしかなく多少ルートを変えても品川区は必ず通ります。急旋回して空港には着陸はできないのですから。コロナ禍で減便されている今、従来ルートに戻し白紙撤回をして改めて住民の意思を問うべきではないでしょうか。