野党共闘で候補者の一本化は絶対条件か?


9月8日に立憲野党4党と市民連合で共通政策に合意が結ばれ約束が交わされました。統一候補となれば各地域での細かい住民要求などは加わる可能性がありますが、基本的には4党首と市民連合で交わされた合意が基本ベースになるのは間違いありません。しかし、立憲民主党の中には日本会議に所属している議員がおります。日本会議は主に自民党や日本維新の会の議員が所属し、「過去の戦争は自衛のためのやむを得ない戦争だった」とするおよそ、国際的には通用しない歴史修正の主張をしている団体で、日本国憲法を敵視して大日本帝国憲法の復活を悲願としている団体です。国家観、憲法観と言うのは政治家の芯だと思います。どうして日本会議に所属しながら立憲民主党に所属できるのかが不思議で仕方がありません。素朴な疑問ですがそれって両立するのでしょうか?そもそも立憲民主党の設立した経緯は憲法違反と言われる安保法制に反対する議員が集まり結党し、支持を得たのではなかったのか。

では、「共通政策を結んだ立憲民主党の議員だから」と日本会議所属の議員を無条件に日本共産党は応援できるのでしょうか?そもそも、その統一候補になろうとしている候補者は共通合意政策、協定書に合意・サインできるのでしょうか?なんのためらいもなくサインできるのであれば、じゃあ、あなたの政治信条は何なのだろう?と問いかけたいと思います。政治信条など関係なく「あちらこちらからいろんなところからの票が欲しい」と言うのであればこんな政治家をどうして信頼して、友人や家族、党支持者に投票をお願いできるのでしょうか。こんなことをしたらかえって支持者の信頼を失ってしまいます。全部の選挙区で自民党候補者と何がなんでも1対1の構図にもっていかなくても良いと思います。譲るべきところは譲りますが、どうしても譲れない物はあります。日本会議所属議員と言うことはこの「譲れない物」に当たると思います。