憲法記念日に思うこと


日本国憲法が施行され74年が経ちました。民主主義が蹂躙され、抑圧され、侵略戦争へと暴走してしまった過去を反省し、二度とあのような悲惨な時代を迎えることがないようにと先人たちの思いが込められた日本国憲法。「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の3つの基本理念によって現在の日本が形作られてきました。
良く誤解されがちですが、憲法は国民を縛るものではなく、権力者を縛るものです。権力者は憲法の範囲内でしか政治をすることが出来ません。たとえ様々な国民を縛る法律を作ったとしても憲法がそれを許しません。
だからこそ権力者は自分たちを縛る憲法を変えて権力を増大させようとします。「猛獣」を権力者とするならば「檻」が憲法。私達を猛獣から守ってくれていますが、権力者は甘い言葉でこの鍵を私たちに開けさせようとしてきます。
一度鍵を開けてしまうとどうなってしまうか・・・。鍵がきちんとかかっているかの点検は私達国民の「不断の努力」によってでしかできません。これからも戸締り確認。誕生日おめでとう。日本国憲法。