設計事務所に勤務していた頃、ある区役所の保育課と打ち合わせに行きました。きれいな表紙の認証保育所のパンフレットを手に取って見てみました。そのパンフレットの間に赤と黄色の文字のどぎついチラシが挟まっていました。
そこには「入園2人目なら30%オフ。3人目なら50%オフ。今ならさらに1人につき1万円キャッシュバック!」一瞬、携帯電話か何かの宣伝物が紛れ込んだのかと思いました。見直しましたがやはり間違いなく保育所の広告。
違和感を感じるのは私だけではないと思います。まるで「商品」としての扱い。保護者も違和感を感じながらも他に空きがなければ、そこへ預けなければならない現実。
大田区ではこの4年間で56園認可保育園をつくることができました。10年以上前から日本共産党大田区議団は、『保育園は数だけではダメ。大切なわが子を預けるには「質」の確保も重要』と認可保育園の増設と保育士の待遇改善を訴え、保護者の方と一緒に運動してきた成果です。
まだまだ待機児童解消には至っていません。引き続き認可保育園増設のため奮闘してまいります。