待機児童解消にむけ保育園の増設は望まれますが、同時に保育の質の確保も行われなければなりません


私は約20年間、建築設計事務所に勤務しておりました。保育園や診療所、障がい者作業所、特養老人ホームなどに携わって参りました。  群馬県のある保育園で幼児トイレの改修の設計をお願いされた時のことです。2歳~5歳さん共用の幼児トイレで、2歳さん用、3歳さん用・・・と各年齢の身長に応じて、男の子の便器高さを変えました。  トイレが完成し、1ヶ月経ってから保育園に様子を訪ねたところ、2歳さんは3歳さん用、3歳さんは4歳さん用をと、明らかに自分の身長に合っていない、高い便器を一生懸命背伸びをして使用していました。お友達が高い方でしていると、負けじと無理をしてそちらを使うというのです。「早くお兄ちゃんになりたい」との健気な姿に思わず、園長先生と一緒に笑ってしまいました。  待機児童解消にむけ保育園の増設は望まれますが、同時に保育の質の確保も行われなければなりません。高すぎる保育料の値下げ、保育士さんの待遇改善、安全で健やかに成長できる保育環境の実現に奮闘してまいります。