高齢者の住宅問題は深刻です


現在、さまざまな生活相談にのっていますが、その中でも高齢者の住宅問題については多数寄せられます。身寄りのない高齢者には大家さんが貸したがらないのです。中には理解のある大家さんもいらっしゃいますが・・・。
東京都では石原都政以降約20年新規の都営住宅は建てられていません。そのため、立地の良い空き室には時に20倍、30倍の応募者が殺到します。「10年応募しているが当たらない」なんて話を良く聞きます。「新規の都営住宅、区営住宅建設を」と訴えていますが区は「空き室があるのでそちらの活用を優先に。補助制度を利用してください」の紋切り型の回答です。高齢者は収入の問題もあります。段々と風呂なしアパートも無くなり、高額なアパートから住まいを探さなくてはなりません。又、やはり「住み慣れた街から遠くへは行きたくない」と言うのは当たり前の感情です。これから高齢化社会を迎え益々、深刻化していくと思います。住まいは権利です。安心して住み続けられる街づくりのために引き続き拡充を要求していきます。