葛飾区議会議員選挙の争点と結果について


11月4日と5日に葛飾区議会議員選挙の応援に行ってきました。投票日は11月7日、開票が8日というスケジュールです。葛飾区や足立区は統一地方選挙より日程がずれているため日本共産党では東京都全体で支援に入ります。この日程ズレも多くは与党議員や区長の不祥事がらみでの議会解散でそうなったことが多くあります。
さて、葛飾区議選の主な争点は2点。立石駅前の大型開発に併せて区庁舎の建て替え問題をどうしていくのか。もう一つは小学校に今後プールをつくらないという区の方針に対してどういう姿勢で臨むのか。先ずは駅前大型開発ありきで区庁舎移転は税金投入の口実で後付けだということです。現庁舎は改修すればまだ20~30年使用できるにも関わらず、住民とも良く話し合いをせずに移転を強行しようとする区の姿勢には疑問が出されています。また今後小学校プールをつくらず民間のプールを使用するというものですが、移動するには時間がかかり水泳の授業は当然減少します。学校プールには様々な役割があり、震災時には生活用水として、火災時の防火用水としての役割があります。その期、授業の最後には着衣泳を学ぶ授業があり、民間のプールでは水が汚れるので実施されません。大切な授業を奪ってしまって「経済効率」を優先し、大型開発には湯水のごとく税金を投入していく「区政を変えよう」と訴えました。残念ながら日本共産党は現有5議席を確保できず4議席に後退しました。新人と5期務めたベテランを次点で落選させてしまった痛恨の結果です。総選挙投票より1週間しかない日程の中で政策が十分に浸透しきれなかったのではとも思います。詳しい分析はこれからでしょうが、この悔しさを必ず次の躍進につなげていかなければと思います。