東京都の行方を占う大切な選挙、東京都議選が6月25日告示、7月4日投票で行われます。くくりは地方選挙ですが日本の首都である東京は人口1,300万人ともちろん日本一であるとともに、その予算規模は約15兆円と北欧一国に相当します。そして、都議選の結果がその後の国政選挙に大きく影響するとあって多くの政党がこの都議選に力を入れています。
大田区は8人当選のところが7人となります。練馬区の方が人口が多かったのですが、今まで練馬区は定数6でした。今回から大田区を1つ減らして練馬区が1増えました。それでも8人区は世田谷区、7人区は大田区と練馬区で、他の区から見れば当選しやすいように思えるかもしれません。しかしその分、多くの政党が候補者を擁立してきます。他の区は少数激戦なのかも知れませんが、大田区は多数激戦なのです。
自民は現職2名と元都議1名。公明は新人2名と言っても何期も区議を務めた方々。都民ファは現職1名と現区議1名。立憲民主党は元北区区議の有名人。維新は柳ヶ瀬参議院議員の地元で昨年の都議補選で次点になった方。国民民主は2年前の区長選挙で次点になった元区議。日本共産党の現職藤田りょうこ含め有力11名が凌ぎを削り、選挙予測の専門家でも「大田区は票が分散されるため5位~9位くらいは団子で一体誰が滑り込むのか全く予想できない」と語っています。
今回の選挙では日本共産党大田地区委員会は現職の藤田りょうこ都議に候補者を絞りました。現在大田区の都議構成は自民3人、都ファ2人(1名離党し立憲民主党入り)、公明2人、日本共産党藤田1名と言う構成です。自民、公明、都民ファは小池都知事にとっては与党。掲げている政策に大きな違いはありません。区民に寄り添い、その切実な要求、要望を都議会にまっすぐ伝えることができるのは藤田りょうこ都議たった一人という状況です。その分絶対に落とせない闘いになります。
共産党が1人に絞ったことで「藤田さんは実績があるから大丈夫」との話が支持者からも出されます。先ほど書いたように楽に勝てる相手は一人もいません。他党も必死の支持拡大を進めています。大田で取れなければ他地区でも取れない可能性があるからです。告示以降は毎日が投票日。「大丈夫論」に打ち勝って必ず藤田りょうこ都議の2期目を勝ち取るために私も最後まで奮闘します。