40年前に読んだ「星新一」SFの、夢のような世界が現実に、だけど労働者の暮らしは・・・


北海道 さっぽろ雪まつりでのプロジェクションマッピング
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 小学生のころ、推理小説とSF小説が大好きで学校の図書室によく行っていました。特に星新一さんの短編小説が好きで時間を忘れて読んでいたのを覚えています。人間の「欲」や「業」みたいなものを直接の非難はしていないのですが、時にはユーモアを交えて皮肉るところが痛快でした。
 未来社会のことを描かれていることも多く、小さな端末に全ての情報が入っていて、世界中の人々と話ができる。気象変動が予測でき、数分単位でどこに雨が降るのかが分かる。言葉を言うだけで扉が開き、照明やテレビが点いて、ロボットが掃除をしてくれる。
 そこに描かれた人々は、労働から解放され、余暇を楽しみ人生を満喫する様子が。そんな未来が訪れるのか?と40年前、心を躍らせたものでした。
 現代では、40年前には夢のようなことがもう実現しています。しかし、最後だけは大きく方向が違ってしまっています。むしろ労働者の使い捨ては悪化して、過労死は無くならない。
 大企業優先の政策から大きく転換してこそ、日本経済に明るい展望が開けるのではないでしょうか。
 「8時間働けばまともに暮らせる社会」の実現に奮闘してまいります。