物事を科学的・多角的に見ることの大切さ


日本共産党の方は「論理的だ」と言われることがあり、それが難しい話をする人たちととらえている方々もいます。それは否定しませんが、党の綱領にも表れています。5章から綱領は成り立っていますが簡単にまとめると1.党の歴史と日本の歴史、2.日本の現状、3.世界の情勢、4.党が実現を目指す公約(多くの党はこの内容だけ)5.未来社会像となっています。過去の歴史から、世界から日本を見て今ある問題点を明らかにして、解決策を示しながら資本主義のその先まで見据えているのが日本共産党です。科学的、多角的に物事を見て判断をするクセが日頃からついているのだと思います。党に入っていなければこのような考え方を身につけていたかどうかは私自身も「?」です。どうしても人は目の前の事象でとらえがちで、それを最優先するあまり「そのままやってしまえ」になりがちですが、そこに至る過程や環境まで考えて今後起こりえることを予測している(備えている)のだと思います。日本共産党の質問が度々「予言の様だ」と言われることはそのためなんだと思います。例えば福島第1原発事故の5年前に「津波でこのままでは全電源喪失しメルトダウンする危険があるのではないのか」と質問し、今回のコロナ感染症も1年以上前に「インバウンドで海外からの観光客を受け入れるならばパンデミックは起こりえる。国立感染研究所や保健所の体制や予算を削減ではなく強化が必要だ」と質問しまるでそれが「予言」と言われたりしますが、私たちは「予言」とは思っていません。それはある意味、科学的、多角的に物事を考えていくと自然なことなんだと思っています。