選挙情勢報道をどう見るか


各メディアで出される選挙区ごとの情勢報道ですが、これには見方があります。ポイントの数字を選挙中に発表するわけにはいかない(投票行動に影響を与えてしまう報道は出来ません)ので、メディア特有の表現を使い報道します。これは三春充希さんと言う方がnoteにまとめています。そこから引用させていただいております。
もう絶対的に結果が動かない(動向調査で40ポイント以上差がついてリードしている様な時には)圧倒、独走などの表現。(30ポイント以上差がついてリードしている時)盤石、安定、引き離すなど。(20ポイント以上差がついてリードしている時)堅調、優位、優生など。(10ポイント以上差がついている時)先行、リードなど。(5ポイント程度リード差の場合)やや優勢、やや先行、わずかに先行など。
ほぼ、同率で競っている場合は横一線など。名前が先にかかれた候補が若干リードとみる様です。
逆に劣勢の場合(5ポイント程度差で遅れを取っている場合)猛追など(10ポイント程度差で遅れを取っている場合)懸命に追う、追うなど(20ポイント程度差で遅れを取っている場合)伸び悩み、苦しいなど(30ポイント程度差で遅れを取っている場合)苦戦またはそもそも名前の記述がなかったりします。
この分類は面白いと思います。選挙中に許されたギリギリの範囲での報道なのだと思います。この報道で私達はどう考えるか。相手候補の情勢を見てがっかりしたからもう推しの候補の応援を止めてしまうか?選挙を表す言葉で「投票箱の蓋が閉まるまで」という格言があります。選挙は何が起こるのか分からないという意味です。とんでもない不祥事が見つかって相手候補の支持率が何10%もガタガタと落ち込むなんてことは何度も見てきましたし、選挙は「大丈夫だ」と油断した方が負けてしまいます。まさに油断大敵。物事に絶対はありません。選挙情勢報道はその結果に一喜一憂するのではなく「どうしたら逆転できるのか」を考える指標なのだと思います。