対決構図は「共産主義VS民主主義」なの??


自民党の岸田首相は予算委員会を開かずに、自分の政策を言い放しにして解散。これでどうやってこの政権に任せて良いかどうか判断ができるのでしょうか。総裁選では所得の再分配にも言及していましたが、わずか3日後に「成長なくして分配なし」と前言撤回。アベ・スガ政治がこの国を貧しくしてきました。働く人の実質賃金は22万円もダウン。一方で超富裕層の資産は6兆円から24兆円へとなんと4倍にも増やしています。「富裕層や大企業が潤えばいずれ果実が滴り落ちてみんなが豊かになる」としたトリクルダウンはいつまで待ったって全く作用しないことが9年間もの長きにわたり、はっきりと証明されました。もう良いでしょう。消費税を減税して消費しやすくする。最低賃金を中小企業への補償とセットにして大幅に引き上げていく。こうして日本経済の6割を占める家計消費を増やさない限り好循環は生まれません。労働者の所得が上がり、消費税減税する→購買意欲が上がる→物が売れ雇用が生まれる→設備投資にもお金が回る→より景気が上向く。この好循環を生み出す出発点、きっかけを作っていくのが政治の役割だと思います。この間の自民・公明政権の経済政策はどうだったのか?その他にもコロナ対策はどうだったのか?環境対策、エネルギ―政策は?ジェンダー平等はどう進める?憲法違反と言われる安保法制を強行採決したことについては?森友問題、加計学園問題、桜を見る会等政治とカネの問題については?近隣諸国と今後どう付き合っていくのか?等々、様々な問題があるのに甘利幹事長は「共産主義か民主主義か」の様な歪曲した発言ばかり。まともに議論しようとすらしません。今の自民党の方がよほど民主主義からかけ離れた政治を行ってきたのではないでしょうか。こんな不誠実でいい加減なことが選挙の争点になるはずがありません。私達、日本共産党は逃げません。正々堂々と議論し、有権者に示そうではないですか。