共産主義は全体主義?


未だに「共産主義は全体主義だ」なんてことを言ってくる方がいます。日本共産党の活動を見て違うことは分かっているのに、あえて言ってくるケースもあります。全体主義と独裁は一体のものです。日本共産党は独裁主義・全体主義とは最も遠い党です。党の方針を決めるのにでもこんなにも議論する党はありません。また、資本主義国家の中でも独裁国家を築いている国はたくさんあります。日本も徐々にそうなりつつあります。メディアは自由に報道されることを規制され、政府広報になろうとしています。この矛盾には目をつぶり共産主義だけに攻撃を仕掛けてくるのにはうんざりします。日本共産党が目指す未来社会は独裁政治とは全く無縁のものです。そして私たちの目指す共産主義は旧ソ連や中国で取られた国での官僚専制的な生産管理を目標とはしていません。もちろん、土地を取り上げるとか、給料を全員同じにするとかそんなことをするはずがありません。そんな社会なら何の魅力も感じないでしょう。当面私たちが目指す目標は労働者が使い捨てされる様な社会から「ルールある資本主義」への転換です。もしも、そんなに共産主義への転換を心配するならば、まずは、このルールある資本主義が実現をしたら心配されたらどうでしょうか。狩猟時代の人は江戸時代の封建社会は想像できなかったと思いますし、江戸時代の方は今の資本主義は想像すらできなかったと思います。しかし私たちが未来永劫、資本主義の世の中が続くと思うのはどうしてなのでしょうか。資本主義は利益のために全ての資源を食いつくします。止められないのです。このままでは私達人類は資本主義とともに滅んでしまいます。どこかで方向転換する時が必ずやってきます。私達は一気に共産主義に移行しようなんて思ってはいません。資本主義で獲得した豊かな成果、学問、科学、文化、芸術、技術、制度などそれらを投げ捨てるものではありません。皆さんの合意を得ながら段階的に移行していきます。そんなに無茶な話をしているわけではないと思うのですが・・・。