このコロナ感染爆発は誰の責任なのか


このコロナ感染症は予期できなかったことなのか?という疑問になりますが日本共産党の田村智子参議院議員はコロナ感染症の感染者が出る1年以上前に、インバウンドで海外からお客さんを迎え、それで経済を上向かせるとの政策を取るのに保健所を削減し、国立感染研究所の予算を削減してきたことを国会で厳しく追及していました。グローバル化で人や物の距離が近くなり、また、環境破壊で封印されていた未知なる感染症が表れることもあります。グローバル化・インバウンド政策と感染症予防政策は一体のものでなくてはなりません。それを怠ってきたのは誰なのでしょう。昨年2月クルーズ船での感染が連日報道されていたころ、中国が春節を迎え当時の安倍首相が中国の方向けに「日本に来てください」と呼びかけをしていました。特に習近平国家主席を国賓待遇で迎えることに意欲を燃やしコロナの発症源とされる中国政府に配慮をして「コロナ感染症はそんなに恐れるものではない」との誤ったメッセージを出してしまいました。次の失敗はPCR検査抑制論です。医療関係者ばかりではなく多くの方が病気治療の根本は「早く見つけて早く治す」だと認識していると思います。しかし、このコロナ感染症だけ特別で「検査を拡げると医療崩壊を起こす」と誤った政策が取られました。大規模なPCR検査の実施で無症状の感染者をどれだけ早く見つけて隔離(保護)するのかが感染爆発を抑える唯一の希望でしたがそれが絶たれました。そして、経済を回すと称して行われた「GoTo事業」と「東京五輪」。感染が増加してもなお、「感染爆発に関連したとのエビデンスはない」と開き直っています。じゃあなぜ、私たちに自粛を求めるのか、県をまたぐ移動の制限をするのか、帰省しないように呼び掛けしたのか。人の流れが感染爆発につながっていることを政府自ら認めているのではないでしょうか。「ワクチン接種さえすれば大丈夫」との誤ったメッセージを伝えてしまったことも大きいと思います。安易な楽観論を出してしまいました。そして、ついに医療崩壊が起こりました。病気やけがをしても入院ができない状況が続いています。基礎疾患をお持ちの方はいつどうなるのか不安を抱えて生活されています。大規模な治療施設「野戦病院」設置の要望が高まっています。もはやこれは戦時中と同じ状況なのだと私達も認識を変えて行かなくてはならないと思います。政府が幾重にも誤ったメッセージと政策を出し続けたことがこの感染爆発を招き、今、多くの方の命がなんの手当もされずに奪われています。自公政権の罪は重いものがあると思います。